福島県棚倉「小判寿司」訪問記(2022年9月)
こんにちは。ももぶたです。
今月もやってきました、小判寿司さん。
前回の訪問は2022年6月だったので3ヶ月ぶりです。
今回来て思ったことは、、、「やっぱりいい!!」
握りの技術、寿司のネタ、日本酒とのペアリングなど、全体的なレベルの高さに感動しました。
このところ毎週台風が来て海が荒れ、市場では魚が枯れているのだとか。
そんな中でも、さすがは小判寿司さん!!大将の和知さんの人徳で色々な場所から食材を送ってもらい、なんとか営業できているのだとか。
今回もそんな小判寿司さんの訪問記です。
お料理
今回おまかせで¥15,400(税込)のコースをお願いしました。
以前は¥14,300(税込)だったはずなので1000円値上げしたようです。
原材料価格の高騰等大変でしょうから仕方ないですよね。
ラインナップはこんな感じです。
- 銀杏
- 知床いくらの醤油漬け
- かますとバフンウニの茶碗蒸し
- 平目・金華さば・イシガキ貝
- ズワイガニメス
- 羅臼ブリのハム
- あん肝と新イカのゲソ
- のどぐろ
- 相馬のソイ
- ホッキ貝
- コハダ
- 本マグロ
- 才巻海老
- さんま
- ムラサキウニ
- 新イカ
- メヒカリ
- 穴子
- アラ汁
- 玉子
- シャインマスカット・マイハート・桜白桃
おまかせに入っていなかったものも追加でお願いしました。
- 煮蛤
やっぱり全体的に素晴らしい。
ももぶた的に特に好きだったのが、ズワイガニのメス、のどぐろ、サンマ、メヒカリです。
そしてそれに合わすお酒のマリアージュが素晴らしい!!
あん肝に貴醸酒、ブリハムにはリースリング(白ワイン)等、普通の日本酒以外も提供頂き、和知さんのレパートリーの広さに驚きです。
以下、個別の写真です。
銀杏
銀杏はまだ走りでこれからもっと大きくなるとのこと。
もっちりして少し青っぽい香りがたまらない。
知床いくらの醤油漬け
和知さんのいくらってなんでこんなに美味しいんだろうw
味付けが上品でわさびとの相性もバッチリ!!
かますとバフンウニの茶碗蒸し
茶碗蒸しはシンプルな味付けで、香ばしく焼いたかますで塩味をとっている。
そこに旨味と甘味が強いバフンウニ、それらをうまくまとめる葛あんと素晴らしいバランスの一品。
序盤に茶碗蒸しを頂くと、「さぁ、飲むぞ!!」という気になってしまうダメなももぶたです。
平目・金華さば・イシガキ貝
お造り3種、これで日本酒が進みまくりですw
ひらめは大ぶりで立派ば切り身、そして肉厚の縁側。
前日に神経しめして少し昆布でしめている。
旨味が濃縮されかめば噛むほど味が出る!
後出しででてきたクエの縁側の炙り。
脂がしっかり載って口の中いっぱいに旨味が広がる。
美味しいなぁ。。。
軽く酢でしめて皮目をさっと炙ったしめさば。
サバ大好きももぶたにはたまらない一品。
まだ脂ののりは少ないが、凝縮された味わいがなんとも言えない。
イシガキ貝は甘味が強く臭みが全くない。
肉厚のトリ貝、大きな青柳といったような味わい。
これも美味い。
ズワイガニメス
ズワイガニのメスを余すところなく堪能できる一品。
カニの身だけではなくうちこ、そとこ、ハサミ、カニ味噌まで全て混ぜ込み、カニ酢と出汁が効いたジュレを添えている。
口の中で色々な味が混ざり合い、本当にカニ一杯丸々楽しんでいる感覚。
カニ酢のジュレはいい塩梅の酸味で相性バッチリ!!
羅臼ブリのハム
「ブリのハム」と聞いた時は頭の中が??でしたw
が、ちゃんとハム!
魚臭さは一切なく穏やかな薫香と塩味はまさにハムw
そしてそれに合わせるお酒は白ワイン、品種はリースリング。
食感はお魚なので歯切れが良いがブリの脂感もスッキリ落ちて旨味が凝縮されている。
これはこれでとても面白い一品。
あん肝と新イカのゲソ
「小判寿司」さんのあん肝、ほんと酒好きにはたまりません。
奈良漬とあん肝が混ざり合い、甘めの味付け。
今回は少し液状でしたが、奈良漬のコリコリとした食感とあん肝の旨味が混ざり合い絶妙!!
そしてそれに合わせるは貴醸酒。
最高のマリアージュでした。
もちろんイカゲソも美味かったですw
酒がすすむすすむw
のどぐろ
これはびっくり、のどぐろ焼き。
なんとも言えないジューシーさ。
これ焼き魚?と思うほど噛んだ瞬間旨味汁が口の中に広がる。
こんな食べ方があるんだなぁ。。。
今回はたまたま卵も付いてたようで、そちらも美味しく頂きましたw
のどぐろのイメージから卵も濃厚な味わいかと思いきや、意外とあっさり。
のどぐろはやっぱり最高です♪
相馬のソイ
こちらはかめば噛むほど旨味が出てくる系w
味付けが塩。
塩のお寿司もやはり良いものですなぁ。。。
ホッキ貝
このほっき貝、甘味が強く香りが良い。
肉厚で口の中いっぱい貝になりましたw
幸せw
コハダ
ももぶた大好きコハダちゃん。
和知さんのコハダは酢の酸味のバランスが絶妙。
しんこの時期は12枚重ねることもあるとかw
ほんとコハダって大変なんですね〜。
本マグロ
北海道戸井産の本マグロ。
まだこの時期だからか結構さっぱり。
このくらい脂がさっぱりしている方がももぶた好み。
才巻海老
さいまき海老は車海老の子供。
和知さんのエビは半生で頂けるので、火の通った海老のぷりぷり感、そして生の海老の甘味・食感等色々楽しめます。
さんま
さんま!!
今年初めてが「小判寿司」さんで良かったw
まだ小ぶりなものの、さんまらしい脂、凝縮された旨味がいい!!
飾り包丁による食感、小口ネギの薬味も最高!!
来てよかった!
ムラサキウニ
ムラサキウニを海苔無しで握ってます。
普段醤油で食べることが多いムラサキウニを塩で。
ウニの旨味がダイレクトに伝わります。
新イカ
天草の新イカ。
ハリがある食感と甘味が良い感じ。
メヒカリ
完成されたメヒカリ。
今回は少し火が入った状態で頂きました。
メヒカリはアンモニア臭が出たりと処理が大変らしいのですが、和知さん曰く「全ては鮮度」とのこと。
ほんとこんな美味しいメヒカリを食べたことが無いw
当然臭みはなく、脂がしっかりのっている。
アラ汁
ああ。。。もうすぐ終わる。
悲しい。
でもあら汁は美味しいですw
穴子
小判寿司さんのアナゴはつめと塩両方楽しめます♪
どっちもふわふわの食感で口に入れるとトロけますw
やっぱり美味いなぁ。
煮蛤
今回はおまかせに含まれていない煮蛤を追加でいただきました。
この蛤、肉厚で美味いw
噛めば噛むほど味わいが出てくる。
いや〜。最高でした。
玉子
なんと今回玉子の写真をとり忘れてしまい。。。
前回訪問時の写真を再掲。
玉子は塩味が効いたものと甘いもの2種類いただきました。
この時間の玉子は落ち着くw
最後はぶどうとももで。
ぶどうも桃も甘みと酸味のバランスがいい。
食後の口の中をスッキリさせてくれます♪
これでお食事は終わり。
お酒
今回もお酒のチョイスも和知さんにおまかせでお願いしました。
和知さんもかなりのお酒好きだと感じられますw
飲んべの気持ちをわかってくれ、いいタイミングでお寿司に合わせた最高のお酒を出していただけますw
ほんと、マリアージュ最高でした。
今回、あん肝と合わせた貴醸酒は宮泉。
一般的な貴醸酒に比べて比較的飲みやすい印象。
なんというか、甘口ワインでもソーテルヌ系ではなくロワールの若いヴーヴレイとかそういったニュアンスに近い?w(もっと分かりづらいかw)
こんな貴醸酒もあるのだと驚きました。さすが和知さんです。
今回変わり種として十四代の焼酎も頂きました。
十四代の焼酎は人生ではじめて頂いたのですが、これすごいw
まずは左側の普通の焼酎をロックでいただきました。
日本酒の酒蔵が作っている焼酎だと吟醸香が強くあまり好みではないものも多いのですが、これは日本酒十四代の香りそのままw
そして右側の蘭引酒はオーク樽熟成らしく、ほんと上質なウイスキーの印象。
ちなみに市販価格調べるとやっぱプレミアついてたw
自分で買って飲むより和知さんに飲ましてもらうほうがいいかなw
お会計
今回はももぶた軍団3人でお邪魔し、¥15,400(税込)のコースとビール・日本酒・焼酎を頂いた結果、お会計は。。。
¥64,600(税込) (1人約21,540円)
最高の日本酒を最高のお寿司とペアリングさせてもらってこの値段だったら文句ないですね。
まとめ
今回3ヶ月ぶりに来て改めて感じた「小判寿司」さんの凄さはこの3点です。
- 握りの技術の高さ
- 豊富なネタ
- お酒とのペアリング
最近寿司を食べに行く機会が増え改めて実感しました。
そしてやはりこのクオリティでこの価格。
地方のお寿司は本当にやめられませんね。
また11月に予約を入れちゃいましたw
次回はこちらにお邪魔する前に和知さんの紹介で、郡山の割烹料理屋さんにもお邪魔する予定です。
次回の福島グルメツアーが楽しみです♪
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