ももぶたです。

今月の新潟グルメツアー1件目は「鍋茶屋 光琳」さん。
前回の訪問が2022年8月だったので9ヶ月ぶりの久々の来訪。


今回もランチでの来訪で、初めてのカウンター席。
上品な一枚板のカウンターは光琳さんの品格を感じさせる。(この一枚板めっちゃ高いんだろうなぁ。。。)
目の前で調理しているのを見るような感じではなかったが、お酒の質問やらコミュニケーションがとれて楽しく過ごすことができました。





お料理・お酒

今回は一番高いコースでおまかせ2万円(税抜き)でお願いしました。
前回のコースがおまかせ16500円でしたが、原材料が上がっているこのご時世だと仕方ないですね〜。
日本酒は前回同様、お店の方にお任せでお願いしました。

ゆず酒(食前酒)

初めは食前酒のゆず酒から。
光琳さんのゆず酒は上品で結構好き。
ゆずの香り、柑橘の皮っぽい苦味がいい塩梅。
それでいて後味スッキリで甘いお酒が苦手な方でも問題なし!
食欲増進!!食うぞ!




生ビール

「とりあえず生で」の世代代表として、ちゃんと生ビールをいただく。



稚鮎・山菜味噌・コウイカ

前回光琳さんにきて鮎が美味しかったからまた食べたいなぁっと考えてたら出てきた稚鮎。
この時期ちょうどいいのかもしれない。
山菜味噌が程よい甘さと塩気で稚鮎との相性バッチリ!
写真では見えないが裏にあるコウイカも上品なお味。
一皿目からめちゃめちゃ興奮するw




鍋茶屋専用純米吟醸酒

稚鮎をいただき思わず日本酒を頼んでしまったw
そして出てきた純米吟醸酒。
光琳さん専用なだけあって、とても上品でキレッキレの日本酒。
何より味わいが美しい。
これは光琳さんのお料理に合うわ。




まごちのお椀

2皿目はお椀。
このタイミングでのお椀は体が温まって嬉しい。
まず蓋を開いてうまそうな香りに感動!!
ダシと柑橘の優しい香り、たまらない。
具材はまごちというお魚であまり馴染みがないが、プリップリでいい食感。
そらまめの甘みも濃厚で美味い。
そしてなによりこのお出汁の旨味が半端なく美味いw
なんだこれ!神かよw




緑川 純米酒

2本目のお酒は緑川。
多分初めてのお酒。
こいつもしっかりとした辛口。



和らぎ水

和らぎ水は富士のミネラルウォーター。
安定の優しいお水w




刺盛り(めじまぐろ・平貝・くろむつ)

3皿目は刺盛りで左からめじまぐろ、平貝、くろむつ。
そしてこの刺盛り、やばい。
全部が抜群に美味いぞ!

めじまぐろは皮目をわずかに焼いて香ばしく仕上がっている。
醤油につけると脂がじゅわっとひろがるくらい乗ってて、食べると口の中に広がる。
旨味も濃厚でやばし。

平貝は通常独特の貝臭さがあるが、光琳さんのはそれが全くない。
こりっこりの食感と旨味がたまらない。
添え物に海苔と山芋がありそいつらとの相性がまたよし!

くろむつはお店の方いわく、この時期脂がめっちゃ乗っているらしい。
事実そのとおりであかむつ(のどぐろ)とはまた違った味わいだがしっかり脂と味が乗っている。

光琳さんの刺し身は普通のお店とはひと味違うなぁ。。。






福扇

3本目の日本酒は福扇。
これも初めてのお酒。
新潟の飲んだことがないお酒をいっぱい頂けるのが光琳さんの醍醐味。
当然、こいつもお料理合わせでキレッキレだw




桜鱒・ホワイトアスパラ&えびこ

4皿目は桜鱒とホワイトアスパラガス。
一般的に桜鱒は5月ごろまでなのだが新潟は6月まであるらしい。
ホワイトアスパラは会津産とのこと。
福島のアスパラらしい濃厚な甘みと、えびの打ち粉を炒ったえびこがいい塩梅。
桜鱒は生が多いが焼きもやっぱりいい感じ!
これもまた美味いなぁ。。。





4本目の日本酒は九。
こいつもたぶんはじめまして。
お料理に合わせて少しずつ味わいが乗ってきている。




猪・たけのこ・ふきの炊合せ

5皿目は炊合わせ。
この猪、やばい美味いw
猪らしい臭みはゼロで、濃厚な旨味がしっかりと感じられる。
上に辛子が乗っていてそのマリアージュもバッチリ。
たけのこ、ふきもまたいいお味。
なによりこの出汁!!!
猪以外にも野菜の旨味をしっかり感じられる。
最後の一滴まで残さずいただきたいw






あべ

5本目はあべ。
猪合わせでお店の方がおすすめしてくれたのがあべ。
初めてあべを頂いのは光琳さんだが、それ以来大好きなお酒。
こいつは少し白濁しているが旨味もしっかりありつつ上品。
当然猪にぴったり!!






毛蟹(佐渡)・新玉ねぎ・スナップエンドウ

6皿目は毛蟹。
これはおそらく、スナップエンドウという料理なのではないかw
それくらいスナップエンドウが全面にでたお料理。
とにかくスナップエンドウが甘いのはそうだが、器の一番下に皮を含めペースト状にしたものがあり、毛蟹・新玉ねぎをしっかりとサポートしてくれる。
当然毛蟹・新玉ねぎもうまし!!





北雪

6本目は北雪。
佐渡のカニには佐渡のお酒w
しっかりと味わいがあり、カニにもスナップエンドウにも負けない旨さ。



7本目は純。
こいつも初めて。
そして美味いw
ホント名前の通り純な味わい。
イメージとしては自然派ワインみたいな印象?





山うど・甘鯛

皮目パリッパリの甘鯛、大好物!!
この甘鯛もパンパンに張って、噛むとじゅわっとお魚汁が染み出すうまさ。
こりゃ美味い!
そして山うどの天ぷらの揚がり具合が絶妙で、苦味が甘鯛のいいアクセントになる。







鶴の友

7本目は鶴の友。
この日本酒も初めて。
そしてこいつめっちゃ美味い!!
飲み口は優しく華やかな印象かと思いきや、後味がスーッと切れてなくなる。
光琳さんの日本酒まじでやばいな。。。




村上牛・田せりのしゃぶしゃぶ

おそらく今日のコースで一番のお料理はこれ!!
今まで人生で食べたしょぶしゃぶの中で一番美味い。
というか食べて鳥肌が立つくらい美味い一皿。
前回もそうだったけど、光琳さんは必ず一皿は鳥肌ものが存在するからすごい。

はじめに田せりと山椒をなべの中にいれてひと煮立ち。
そこにお肉を広げてピンク色の状態でいただく。
村上牛の旨さもさることながら、しゃぶしゃぶの出汁と山椒の香り、せりの旨味がたまらない。





男山

お肉合わせにと男山もいただく。
こいつはしっかりとした味わい。
村上牛のしゃぶしゃぶにも負けない強さがある。






山うど・新生姜・あさりの炊き込みご飯

最後のしめは炊き込みご飯。
山うどの苦味と生姜の香りがしっかりしてて、あさりの旨味もバッチリ効いている。
懐石のしめのご飯、結構好きで、ご飯もさることながらお味噌汁のお出汁、品の良い漬物も魅力の1つ。
美味かったなぁ。。。








最中・抹茶

最後のデザートは最中。
いちごとマンゴーが中に入っている。
お餅はれんこんを使っていると言っていたような。。。
上品な甘さで最高の最中!
そしてそこに合わせるお抹茶も優しい苦味で程よいバランス。
バッチリしまりました!!







まとめ

今回も光琳さんのコースは最高でした〜!
このクラスの懐石を3人で散々飲んで食ってしてお会計は約85,000円程度、一人3万円行かないことに驚きました。
お会計が終わってお店をでるとき、外は土砂降り。
ということでビニール傘を人数分頂いちゃいました。
こういったサービスのクオリティもまた嬉しいものですね。
いつも新潟来ると兄弟寿しさんとUOZENさんに行きがちなのですが、光琳も選択肢に入れる必要があると実感しました。
最高のお料理とお酒ありがとうございました!!