こんにちは。ももぶたです。
新潟グルメツアー2日目の昼食は初訪問の「鍋茶屋 光琳(こうりん)」さんへ。
ご存知の方は多いかもしれませんが、ミシュラン2つ星を獲得されている名店です。
ももぶたの中で懐石料理は「虎屋 壺中庵」さんでハードルがぐんと上がっていたのですが、今回訪問させていただき期待以上のお料理とお酒を頂くことができました。
今回はそんな「鍋茶屋 光琳」さんの訪問記です。



2022年8月新潟グルメツアー


予約方法

もともと旅程に組み込んでおらず急遽行くことを決めたので、4日前に電話で予約しました。
とても人気店らしいので心配でしたが、ランチだったためかすんなりと予約が取れました。

アクセス

「鍋茶屋 光琳」さんは新潟市の古町のど真ん中、いい雰囲気の場所にあります。
ももぶたはいつもこの辺のホテルを拠点にして色々なお店にいくので、とてもアクセスが良いです。
駅前から行くとなるとタクシーやバスを使ったほうがいいかもしれません。


お店の雰囲気

一言で言うと「格式高い」という印象。
かの田中角栄さんも利用していただけあり、入口に入ってから部屋までの道のりがとても品がよく、いい意味で少し緊張。。。



個室に案内されてからも周囲の音も全く聞こえず本当に静か。
落ち着いてお料理を楽しむ事が出来ました。




お料理

今回、お昼で一番高いコース1人 ¥16,500(税込み・サービス料別)をお願いしました。
今回のお料理のラインナップは以下の通りです。
  • ゆずのお酒
  • 夏野菜(トマト・オクラ・茄子)とタコの冷製仕立て
  • のどぐろ素麺
  • あわびと海苔の佃煮のお寿司
  • 鮎と胡瓜酢
  • 鯨のうねとかんずり
  • 鯨のハリハリ鍋
  • 毛ガニと里芋ごまクリーム添え
  • ビフテキ茄子と車海老
  • 岩手県産短角牛の炭火焼
  • 鰻めし・味噌汁・香の物
  • フルーツとくず餅の最中
  • 抹茶
正直、このお値段でこの品数、クオリティをいただけることに感動しました。
夜はさらに高いコースもあるそうですが、品数は変わらずメニューが変わるとのことで、基本的なコースの提供品数なのでしょう。

以下、各料理の写真です。

ゆずのお酒

コースのはじめに食前酒としてゆずのお酒。
ゆずの香りが上品で、少し甘みがあるが後味スッキリ。
食欲を掻き立ててくれます。



夏野菜(トマト・オクラ・茄子)とタコの冷製仕立て

これ、とにかく説明が難しかったのですが、トマトの素材の味を生かしたもの。
まず上の葉っぱをとるとすだち(?)のような柑橘系の風味がふわっと香る。
食材はすべて無農薬の有機野菜とのこと。
トマトの成分を抽出したお出汁が全体にかかっている。
オクラ・茄子・トマトなどの夏野菜の味が濃厚で、柑橘とトマトの風味があるダシが全体をうまくまとめてくれている。
タコはとても柔らかく噛むと旨味が溢れ、トマトの相性も抜群!!
これ、まじでうまい!!




のどぐろ素麺

ダシうめ〜〜。。。
素材一品一品に味がしっかりついてて、ダシはほとんど塩味が入っていない印象。
のどぐろを塩焼きにしており、香ばしさがたまらない。
噛むとのどぐろの濃厚な味わいが口いっぱいに広がる。





あわびと海苔の佃煮のお寿司

これもうまい!!!
まずお米がコシヒカリで、食感がしっかりしているが米の旨味が強い。
そこにあわびとあわびのきもで作ったソースが混ざり絶妙!!
さらに海苔の佃煮が入るともう絶叫ものw
あわび、海苔、お米、そしてわさびが混ざったバランスが最高で、これだけで日本酒がどんどんなくなる。




鮎と胡瓜酢

小ぶりの鮎をしっかりと焼いたもの。
このサイズの鮎は初めてでしたが、頭からガブッといただけるので、色々な部位の味を一気に味わうことができます。
そこに合わせるのは、たでのソースと胡瓜酢。
鮎の臭みや肝のエグミはあまりないですが、たでのソースや胡瓜酢と合わせることでさらに美味しくいただけました。




鯨のうねとかんずり

噛めば噛むほど旨味が出てくる。
普通の鯨だと多少臭みが出ますがそれが全くありません。
鯨の旨味を味わえる最高の一品。



鯨のハリハリ鍋

これもうまい。
普通は水菜を使うところ、こちらは茄子と空芯菜。
品のいい程度のうっすら効いた生姜がたまらない。



毛ガニと里芋ごまクリーム添え

これは鳥肌もの!
毛ガニはまあ美味しいですが、それ以上に里芋の炊き方・旨さに感動!!
本当にしっかりと調理されて、ももぶたの人生で1番美味い里芋でした。
ごまクリームとアーモンド、さやえんどう等の付け合わせも素晴らしい。
さやえんどうは少し塩味強めでアクセント。
ゴマクリームはクリームチーズのような濃厚さとさわやかな酸味。
ごまクリームとアーモンドを毛ガニと里芋と一緒に食べると、口の中で素晴らしいバランス!
今回の旅で1番の一品でした。






ビフテキ茄子と車海老

新潟は茄子の種類が本当に豊富。
この一皿はビフテキ茄子という名前だそうなw
この茄子、ビフテキというだけあってか食感が良い!
車海老はぷりぷり、旨味・甘みがあり、旨味がすごいダシのあんとエビ、茄子が絡んで良い塩梅。




岩手県産短角牛の炭火焼

噛めば噛むほど肉の味わいが出てくる。
ももぶた、赤身のお肉が大好きで中でも短角牛が大好物!
本当、最高でしたw





鰻飯・味噌汁・香の物

さすが新潟、鰻飯にしても米が美味い!!
もちろん鰻も美味しいですが、生の山椒の身が入ってさわやかな風味で頂けます。
そこのお味噌汁と香の物、最高のしめですね。
土鍋で炊いているので「おかわりありますよ〜」と言われたももぶた軍団、もちろん全員おかわり&完食ですw






フルーツとくず餅の最中

この最中、すごーくふわーっとしている!!
ちょっと感動w
中にくず餅とフルーツがたっぷり入ってて最高のデザート!




抹茶

やはり最後はお抹茶で。
ももぶた嫁的にはもう少し濃いものがよかったらしいのですが、ももぶたは十分楽しめました。



お飲み物

最初の一杯目はビールをいただき、以降はお店の方にお料理合わせで日本酒をおまかせでお願いしました。
日本酒のチョイスは抜群で、完璧なお料理合わせでした。
そしてなによりすべてキレイで状態がいい!!
夜からお寿司の予定だったので、食後にお昼寝を挟んだのですが、夜にはお酒がすっかり抜けている状態でした。
きれいな日本酒はほんと残らないです。












お会計

ももぶた軍団3人でお邪魔し、お会計はなんと。。。

¥67,210 (1人約¥22,403)


この最高のお料理に無節操に日本酒を飲みまくってこのお値段なら断然アリです!!

まとめ

お料理は全体的にとても上品かつ繊細で、ももぶた好みでした。
また、合わせる日本酒のチョイスもとても素晴らしく、料理との相性もバッチリ。
このお値段でこのクオリティ、絶対にリピートしたいお店です。